深呼吸

狭く浅くフィギュアスケート

SOI Osaka Day1(3/29) 感想

こんにちは、Eteryです。SOI大阪の初日に行って参りましたので感想をつらつらと。

席はこんな感じ↓

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ジャッジ側とは反対で、席としては最後列でした。俯瞰好きな私にとってはかなり嬉しい。でもめっちゃ寒かった。冬の京都の底冷えに似た感じです。明日明後日行く方は防寒具をお忘れないよう……。

 

では感想(群舞省いてます)

【1部】

1.Koshiro Shimada 「I want to break free」

なんかカツラつけてましたね。口紅もつけてたとか。小芝居プロも出来るなんて、演技の幅が広いのはいい事。手足が長く、生で見るとすごく見応えがありました。表現にもちゃんと意識が向いているし、ジャンプも特に苦手とかなさそうだし。4Lzはよ。

2.Kaori Sakamoto「Moonlight Sonata」

StSqの始まりと終わりがわかりません。終始流れていて後半に全ジャンプ詰め込んでいるんですが助走も複雑な軌道を描いていて飽きないので前半のお休み感は皆無です。くるくる3Loが見れて良かったです。流れすぎるので緩急の付け方を覚えればもう1段上へ行けるかも。

3.Denis Vasilievs「Iron」

良かったです。体の使い方も大きいし、動きにキレがあって、オマケに芝居心もある。スピンの変態ポジは生で見るとすごく見応えがありました。あとは試合でジャンプ揃えるだけ!!!

4.Mai Mihara「Hero」

少ないクロスで一気に進みます。それでいてパワーを感じず優しいのが舞依ちゃん。音ハメするけどふんわりなのでキメッと出来ると洋楽プロでも曲負けしないのでは。締めのロングツイズルが情緒的で彼女らしくて良かったです。隣の舞依ちゃんファンのマダムが大喜びしてました。

5.Javier Fernandez「prometo」

ファンサービスがおおくてプレミア席の人は大喜びでした。伸びはあんまり感じなかったです。ステファンともども群舞には出ずっぱりでえらい働かされてました。

6.Elizaveta Tuktamysheva 「shallow」

照明を上手く使っていて良かったです。ほかの女子スケーターに比べるとクロスが多かったです。ジャンプはエフォートレスで良かったです。

7.Stephen Lanbier 「goodbye my lover」

一部では一番の歓声が上がっていました。隣の席の方がやってきたのであんまり見れなかった😣いつも急にジャンプ跳ぶのですごいなぁと思います。

8.Shibsibs「Coldplay

「Paradiseや!!」と思ったらちゃうやんけ。シブズはColdplay好きだねぇ。思ったよりステップの伸びとかは無かったです。ツイズルはまさに職人芸という感じ。マイアちゃんの毛量がすごく多いことは遠方からでも分かりました。

9.Evgenia Medvedeva「Experience」

やはり世界一のマイマーでした。ネタではありません。マイムでこんなに心が締め付けられたことはありません。ジャッジ側とは反対だったので表情は全く見えませんでしたが、後ろ姿でも語るものがありました。

クロスは良くなりましたが、まだ「意識している」という感じでそれが自然にできるようになればTRも増やしていくつもりなのかなぁ。

【2部】

10. Kanako Murakami「 Shindler's List」

ほとんど滑ってないのでなんとも言えません。椅子に乗って危ないことをいっぱいしてたので本当にヒヤヒヤしました。あとネイサンのキャラバン並にブルブルしてました。これをフィギュアスケートでやる必要性がイマイチ分からない演目でした。かなちゃんはステップで魅せられるスケーターだの思うのですが🤔

11.Junhwan Cha「Nothing holdin' me back」

スケーティングがすごくいいです。とても滑らかでした。スピードが遅いとかも感じなかったです。表現もいいので、まだまだこれからも楽しみです。

12.Satoko Miyahara「Curious」

個人的に今日のMVP、正確に言うと本当に「生で見てよかった」と思ったスケートでした。テレビで見てる分にはあまり好きなプログラムではなかったんです。とにかくスケーティングが良かったです。上手いというか、巧い。スピードよしエッジワークよし、スピンステップジャンプどのエレメンツも見応えがありました。振り付けにも遊び心があり、知子ちゃんのいい所全部詰め込んだ美味しいプログラムでした。今日で大好きになりました。

13.Duhamel/Radford「 on our own」

デススパイラルをいっぱいやってくれて嬉しかったです!エッジに乗るだけでスイーっと進むのはさすがカナダといったところか。

14.Rika Kihira「the greatest」

あれだけの振り付けをこなしながら、スピードを落とさず足元も疎かにせず、ジャンプも力み無く大きなものを跳んでいて、まさに「上手い」の一言に尽きるなと。技術的な欠点が見つかりません。体も柔らかいのに筋力である程度の硬さをわざと残してキレを生み出しているのかなぁと思ったり。

15.Shoma Uno「Winter」

スタートポジションに着くまでからすでにスピードが段違いでした。自動車の中に戦闘機がいる、くらい。エッジも深く、バランス回復とかも無くて綺麗なステップでした。クロスも一蹴りでグイーっと伸びて、踏み変えもスムーズなので上体が全くぶれません、でもスピード出しすぎて絶対転けると思ったら4T派手に転けました。あの着氷速度はたぶん3A。全部のジャンプが座席に飛び出すんじゃないかと思うくらい進入速度が速いです。ジャンプというよりスピードコントロールに苦労しているように感じました。スピン(シットビハインド)は速すぎて頭飛んでくかとヒヤヒヤしました。

16.Alina Zagitova「Survivor」

髪結んでる間、間に合わなかったらどうしようとこっちがモジモジしてしまいました。今日はちゃんとジャケット脱げました。良かったね。体が大きくなったはずなのに超軽々とルッツフリップを跳んでいてビックリしました。シャーロットからの3Lz素晴らしい。表現がお留守になっているところが点在しているので、一つ一つの動きにかける時間、つまり密度をコントロール出来るようになると、もう一歩進めるような気がします。(上手く言った気になっているが上手い例えが見つからない顔)

17.Nathan Chen「Caravan」

今日一番の歓声でした。スピードも速すぎず遅すぎず「ジャンプを可能にするスケーティング」を実現しているなぁと。3Aはもう心配いらないですね。どのジャンプも失敗する気がしません。体はバレエを基調とした直線的な動きをしているのに対して、ステップは軌道が複雑で曲線的でした。そのアンバランスさ、ミスマッチ感がネイサンの魅力だと感じました。曲も彼の雰囲気にあっていてとても良かった。あ、今日はマレーバクじゃありません。となりの舞依ちゃんファンマダムは立ち上がってフォーフォー言ってました。

 

 

とりあえず素直な感想でした。刺さないで😭

今回初めて生でスケートを見ながら考えていたことは「ジャンプを可能にする滑り」のこと。最近話題になったSSの話にまつわるそれです。

やはりジャンプを可能にする滑りを一番実現しているのは現時点でネイサンだなと思いました。いくらスピードが速くても、入りに工夫があっても、ジャンプが決まらなければ、ジャンプの質が高くなければ話にならんのやなぁと言った感じでした。

 

以上雑多な感想でした〜 楽しかった〜 疲れた〜